建築木材のメリット 【守谷市・取手市・常総市・つくばみらい市・坂東市・つくば市・新築コラムNo.124】

取手市・守谷市・つくばみらい市・常総市・つくば市・坂東市で

新築住宅・注文住宅をお考えの皆さんこんにちは!広報の長尾です。

これから家づくりを考えている皆さまにお役立ち情報をお伝えしたいと思います!

 

今回のテーマは「建築木材」についてです。

日本の建築資材としてもっとも一般的なものは木材で、

住居環境としては木造一戸建てが中心となっております。

鉄筋コンクリートで建築されたものも都市部などでは多いですが、

最近では住宅だけでなく公共施設などで建材の資源として木材が使われるようになってきました。

統計学的に建築物に置ける全床面積に対する構造の違いを見ると、

木造が4割、鉄骨造が4割、鉄筋コンクリートが2割となっております。

昔から日本の建築物は木材が使用されており、それは今でも同じです。

 

日本の国土の約7割ほどは森林で豊富な資源に満たされています。

これは他国と比べても高い水準です。

さらに他国と木材の生産量を比較すると二分の一程度なもので、

これはまだ木材として加工されて使用されている割合が低いことを示しています。

つまり、まだまだ資源は豊富にあり、これからも建築などの用途で役立っていくことでしょう。

 

 

一般に流通している建築や家具に使われる木材は大きく次の二つに分かれます。

【無垢材】

1本の木から取れる自然な状態の木材を無垢材といいます。

建築木材の用途として使用する場所としては、

柱や梁を希望するケースが多いそうです。

接着剤などの人工物に身体が過敏に反応するシックハウス症候群を避ける目的で、

オール無垢材の注文住宅などがあり、お客様の希望も増えてきております。

この無垢材をフローリングで使用するととても高評価を受けております。

「裸足で歩いてみたり、寝転んでみると気持ちいい」という声も聞かれます。

安らぎと心地よさに裏付けされた、ちょうどいい硬さと温かさは住む人を魅了するようです。

 

【集成材】

森林の木を伐採していく過程で、使用を控えるような木材などを加工して色々な用途に使えるようにしたものを集成材と言います。

木材の種類によっては一本ごと使えるような立派な木がとても高価であったり、

見つからないケースがあります。

そのような場合に、接着剤で貼り合わせたりする加工を施して集成材として利用することがあります。

「ワケあり木材の集合体?」と思われるかもしれませんが、

近年では加工する技術が上がっていて安心して利用できるものも多いです。

海外では高層の集合住宅にも使用されています。

 

 

建築の際に、木材がどのように使用されるかは大きく分けて3つに分けられます。

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①構造材料

建築される建物の梁や柱の骨組みに使用されるもののこと。

木材の強度と耐久性が要となります。

 

仕上げ材料

建築される建物の内装部分や外装の仕上げに使用される材料になります。

耐久性や建物を守る保護材としての役割と、見た目の美しさも要になっていきます。

 

機能性材料

建築される建物の機能を充実させるために使用される材料です。地震などの災害、雨漏りなどの事故。他にも防音などへの対策にもなります。

 

◎建築に木材を使用するメリット・デメリット

 

木材のメリットとして挙げられるのは他の建築材料と比べると加工するのに柔軟性が優れていることです。

木材であるが故に軽量ではありますが、素材が強いものが多いのです。

水分を吸収するという側面があるので、建物の室内の湿度を調整する働きがあります。

鉄やアルミなどと比べると熱伝導率が低いことも利点として挙げられます。

そして、やはり見た目が挙げられるでしょう。

一つに木材と言ってもそれぞれに木目のデザインや深みや色があり、

私たちの感性にとても響くものがあります。

 

反対にデメリットとして挙げられるのが、

他の自然物ではない建築材料と比べると、

やはり劣化しやすく形が変わったり割れてしまうことが挙げられます。

木材は加工しやすいと同時に変形しやすいことも挙げられるでしょう。

木材に含まれる水分がその最大の理由と言えるでしょう。

その水分が減ることで木材は縮んでしまい変形します。

反対に吸収することで膨らんでいきます。

これによって木材は変形していき、

反ってしまったり曲がったりねじれたりするという変形が生じてしまいます。

同時に燃えやすい一面も挙げられます。

と、このようなデメリットがありますが最新の技術によってそのデメリットも補えるようになってきました。

 

木材に加工する木の種類としては大きく分けて針葉樹広葉樹があります。

 

【針葉樹】

名前の通り針のように細い形の葉をしており、

よく見られるものとしては松や杉があります。

木材の質としては柔らかく軽いもので、

繊維がまっすぐで加工しやすいです。

日本でポピュラーな樹種としては、檜、松、杉、もみ、桧葉があります。

海外だと、ベイヒ、ベイマツ、ベイツガがあります。

主に建築物の柱や梁などの骨組みとなっているものがあり、

建物全体を支える役割として使用されております。

 

【広葉樹】

針葉樹とは対照的に平べったい葉をしているもので、桜や欅が挙げられます。

それぞれにどのような種類のものがあるか見ていきましょう。

木材の質としては硬く重いものがあり、

複雑な組織を持っていて、特有の美しい模様の木目を持っているものです。

日本でポピュラーな樹種としては、栗、楢、桂、欅、桐、山毛欅、樫があります。

海外だとチーク、オーク、ラワン、マホガニー、ウオルナットがあります。

主に建築物の壁や天井の仕上げ材として使用されています。

また加工されて家具などにも使用されております。

 

それでは針葉樹と広葉樹に分類されたそれぞれの木材にどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

木材にはそれぞれに特徴があります。

それによって住宅での使われ方も変わってきます。名称ごとに見ていきましょう(‘ω’)ノ

 

◎杉(すぎ)

木目は鮮明で脂気が少ないものが多いです。

加工性は柔軟であるために良好です。

杉特有の香りがあり、乾燥が早いです。

日本で昔から使用されてきた樹種です。

色は淡紅色から赤褐色を帯びていることもあります。

廻り縁(天井と壁の接する部分に設ける見切り縁)や鴨居などで使われている木材です。

安価に手に入るものであるために柔らかいので、

構造材のように建物をメインに支えるような役割ではなく造作一般に使われることが多いです。

また、加工して食器などで使われることも多いようです。

割れやすいという性質を利用して割りばしなどにも使用されていることもあります。

 

◎檜(ひのき)

日本の代表的な樹種で高価な木材として名が高く、

質の良いものは伝統的な建造物にも使用されており、

菌や害虫にも耐えることが出来るので古くから住宅に使用されております。

構造材として、建物の土台や通し柱などに適しています。

それは高い強度や耐久性を持っていて水分に対して強く、

変形などの狂いが少ないからです。

さらにシロアリの腐食にも強いのも、

安定した土台などに使用される理由です。

木の深みのある色合いをしていて美しい年輪を持っています。

「100年はもつ木材」としても知られており、

香りが良いのも広く愛される理由となっております。

高級な木材であるが故に檜を使用する場所を考えながら

部分的に使用されることが多いようです。

 

◎欅(けやき)

構造材として柱や大黒柱として使用されることが多い木材です。

また、造作材としても使われることもあります。

高級な木材の部類に入ります。

それ故に木目の美しさ、頑丈な強さ、耐久に優れています。

建築木材としても大活躍なのですが、家具やタンス、太鼓の胴など、

日本でこその使用をなされてきた木材なのです。

 

 

◎桜(さくら)

日本国内では「ヤマザクラ」が広く流通されてきました。

優しく上品な雰囲気の淡い色を持ち合わせています。

安価な木材ではありますが、木材の反りや狂いが少ないです。

表面がなめらかな材質を持っているために、

フローリングなどに使用されたりしています。

この桜の樹種の中に「アメリカンブラックチェリー」というものがあります。

最初は琥珀色なのですが、年数を経ていくと艶と色の深みが出ます。

それゆえに家具の材料として人気が高い樹種なのです。

木目や色合いが似ている「カバ桜」と呼ばれる樹種もよく使用されています。

安価な木材ではありますが、本当に良いものは値段の高いものも存在します。

 

 

◎ウォルナット

世界三大銘木の一つです。

高級材の一種として知られている木材です。

きめが細かいもので、丁寧に加工することで美しい艶が出ます。

深みのある濃い色合いが特徴的な樹種で、美しい木目は表情豊かです。

高価な部類の木材となっております。

材質が硬く、乾燥に手間がかかる面があります。

建築木材の他に高級家具などに使用されます。

時を経て穏やかな茶色に変わっていきます。

 

◎ナラ・オーク

はっきりした木目と淡い色合いで、昔から人気のある樹種です。

「とらふ(虎斑)」と呼ばれる模様が特徴的で、

名前の通りにトラの毛並みに似ています。

高い強度や耐久性をもっていて、

ウイスキーの樽に使用されていたりします。

建築木材としてはフローリングに使用されています。

 

 

◎チーク

世界三大銘木の一つです。

建築木材としてフローリングに使用されていて、ワックスのような成分があります。

しっとりとした感覚、そして光沢を楽しむことが出来ます。

時が経つほどに落ち着いた色合いになっていき、色の深みや艶が増していきます。

摩擦や虫にも強く、耐久性・耐水性に優れています。

 

 

そして、そんな建築木材でよく使われるのが、フローリングです。

 

【フローリングについて】

フローリングには大きく分けて複合フローリングと無垢フローリングの2種類があります。

 

【複合フローリング】

天然材やシートを複数の合板を貼り合わせた下地材の表面に貼ったもので、次の3種類に分類されます。

 

シートフローリング:木目の模様のシートを貼ったもの

挽き板フローリング:2mmほどの天然材を床に貼り合わせたもの

突き板フローリング:0.3~1mmほどの薄い天然材を使用したもの

 

これらの複合フローリングを使用することによって、無垢材のフローリングよりも低価格で床を選択することが出来ます。

挽き板フローリングは、無垢フローリングに近い質感を持ち合わせています。

それは厚みのある天然材を使用しているからです。

シートフローリングは無垢材のような質感は持ち合わせてはおりませんが、フローリングを選ぶ中で低価格の上にメンテナンスを行いやすいというメリットがあります。

 

【複合フローリングのメリット】

さきほど挙げた三種類にはさらにそれぞれ機能性を持ったり、デザインが豊富なので自分に合ったフローリング選びが可能です。

すでに規格化されているものも多いので、フローリングの仕上がりが安定しておりどんな床にでも施工を行いやすいというメリットがあります。

 

【複合フローリングのデメリット】

無垢のような温かい質感を求めて複合フローリングを選んで貼っていくと費用がかかってしまいます。

あくまで床に貼っているだけなので、傷ついたりしてしまうと合板が見えたりしてしまいます。

無垢フローリングはとても好評の床材なのですが、種類や間取りによっては費用がとてもかかってしまうことがあります。

経済性や実用性、デザイン。そして費用などを総合的に考えて自分にあったフローリングを選ぶことをおすすめいたします。

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沢山の建築木材の種類を紹介してきましたが、

これらは代表的なもので他にも種類豊富に木材はあります。

注文住宅を建てる際に気になっている箇所に適切な木材を使用すると、

理想的な住みよい暮らしが実現できると思います。

まずは、お近くの木材サンプルが置いてある建築を行っているお店やホームセンターなどで触れてみてもいいかもしれません。

 

これからも皆さまの家づくりや住みよい暮らしに役立つ情報を発信していきたいと思います!!

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